ミスター・グッドバーを探して
Looking for Mr.Goodbar
日本公開日 1978年3月18日
「ミスター・グッドバーを探して」は、ハリウッドがそれまで作ってきた典型にはめ込まれた「女性映画」から脱して、原作好きな女性数百人にインタビューを行ったうえで、新たな女性の自立に向き合おうとする意欲作であり、衝撃作でもあります。
ストロボ点滅で描かれる衝撃的な終わり方に、トラウマ映画体験を植え付けられた人も多いはず。
主演のダイアン・キートンは、ウディ・アレンと共演した「アニー・ホール」の印象が強く、そこで感じた<男前な>女性というキャラは、今作の役を引き受けた女優として引き継がれている気がしました。
映画評論家のレジェンド:淀川長治さんが、日曜洋画劇場での解説で、タイトルの「ミスター・グッドバー」とは、〈お酒を飲むバー〉とも〈いい竿を持った男〉とも、みたいな説明をしてましたよね…