スパイダーマン(1977)/溶解人間(1977)
日本公開日1978年8月19日


スパイダーマン(1977)
SPIDER-MAN
実写版スパイダーマンといえば、2000年代初頭に公開されたサム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演による三部作を思い浮かべる人が多いと思いますが、それよりずっと前の1977年に、すでに実写映画版が存在していました。
本作は、アメリカで制作されたテレビシリーズ「アメイジング・スパイダーマン」のパイロット版にあたるエピソードを、アメリカ国外向けに編集し、劇場公開用として仕立てたものです。
そのため映画として観ると、テレビ的な構成やテンポを感じさせる一方、当時としては珍しい「実写で動くスパイダーマン」をスクリーンで体験できる作品でもありました。
なお、翌1978年には日本独自の東映による実写テレビシリーズ『スパイダーマン』が制作され、さらに「東映まんがまつり」用の短編劇場版(約30分)も公開されています。アメリカ版とは設定や世界観が大きく異なり、日本の特撮ヒーロー文化と結びついたスパイダーマンが生まれたことは、今振り返ると非常に興味深いです。
スパイダーマンは、筋肉質な男のコスプレとして今も人気ありますよね。
溶解人間(1977)
The Incredible Melting Man
土星探査から帰還した軍人が、宇宙線によって顔がただれて肉体が変異しており、人々を襲っていくSFホラー作品。チラシのイメージから、なんとなく「魔鬼雨」を連想してしまいます。
▼ The Amazing Spider-Man (1977-1979) Theme Song (YouTube)
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