処女の生血
Blood for Dracula
劇場公開日 1975年4月19日
ポップ・アートの巨人、アンディ・ウォーホルが手掛けたホラー映画として認識があったのですが、実際は監修をしているだけで、監督は「悪魔のはらわた」に続いて、ポール・モリセイとのタッグでした。
ルーマニア貴族の末裔ドラキュラ伯爵は、処女の生血を吸わないと、生きながらえないという超偏食な設定。
想像通り、「処女だって言ったじゃねーか!」と騙されまくり、本物の処女の血を求めて苦悩することに。
公開当時から気になっていた作品ですが、迂闊にもいまだに観る機会がありません。
とはいえ主演のウド・キアーには注目していました。
このあとホラーやSF、ラース・フォン・トリアー作品など、数多くの作品に怪しい雰囲気のキャラクターで出演し、「その手の作品になくてはならない俳優」として存在感を放っています。
2021年公開の『スワンソング』で、彼が演じた年老いたゲイのスタイリスト役は、超ハマり役で泣けました。