映画チラシのデジタルアーカイブサイト

赤い靴

The Red Shoes
日本初公開 1950年
リバイバル公開 1976年12月

赤い靴[チラシ表]
赤い靴[チラシ裏]

履くと一生踊り続けることになるという童話「赤い靴」を題材にしたバレエ作品を中心に、バレリーナと若い作曲家の愛憎劇を描く名作です。幻想的なバレエシーンは圧巻で、瞬きするのも忘れるくらい引き込まれます。

2011年、マーティン・スコセッシ監修のもと、2年の歳月をかけてオリジナル・ネガを修復し、デジタル化した「デジタルリマスター・エディション」が公開されました。スコセッシ監督が、そこまでこの作品に思い入れがあるとは思っていませんでした。逆に「スコセッシらしい」と言う方もネットで見かけますが。

昔、テレビ東京で「2時のロードショー」という帯枠の映画放送番組がありました。
放送時間は1時間20分で、その中には5分ほどのミニ番組やCMも含まれていたため、実質的な映画本編放送時間は62分ほどしかありませんでした。
当然、放送される映画にはすべてカットが施されていたのですが、その枠でこの「赤い靴」が放送された時のことです。オリジナルは133分の作品なので、ほぼ半分がカットされるわけです。
その結果、なんと見どころである「赤い靴」のバレエシーンが丸ごとカットされていて、びっくりしたのをよく覚えています。