エマニエル夫人
Emmanuelle
日本公開日 1974年12月21日
当時のピンク映画、ポルノ映画とは異なり、フランス映画独特の演劇的な演出と甘美でソフトタッチな映像、作品全体に漂うアンニュイな雰囲気が絶妙にマッチして若い女性観客層を魅了、大ヒットを収めた。女性の性が今日ほど開放されていなかった70年代に於いて「ソフトポルノ」と称された「一般映画」公開作品としては衝撃的な内容で、日本女性の性の開放に一役買った。映画の成功は、シルビア・クリステルの身長174cmの透きとおるような白い肌の美しい裸や、吸い込まれそうなモスグリーンの瞳など、シルビアの魅力によるところが大きく、シルビア・クリステルはこの作品で世界的な名声を獲得する。
[ウィキペディアの解説から引用]
このポスター・ビジュアル美しいですよね。
シルビア・クリステルのヘアスタイルが、ショートってところがミソだと思います。
そして椅子、下着、ドライフラワーのアンティークさが、大人の女性と少女趣味がミックスされた雰囲気を形づくり、背景が外光で白く飛んだ部分のある柔らかい明るさの空間で、隠し事にしなくていいことを、見るものに訴えかけます。
ただし、令和の今ではこのポスターでは街に貼れないから、残念に思います。
「X」でもセンシティブ指定になっちゃうしね。
もしかしたら、女性の恋愛やセックスに対するファンタジーをコンテンツ化する役目を、現代ではBLが担っているのかもしれないな、と思いました。