マリリン・モンローの世界
MARILYN
リバイバル公開 1974年
「ビバ!チャップリン」シリーズに続く、スターのレトロスペクティブ上映第二弾は、マリリン・モンロー。
ハリウッドの伝説であり、セクシーな女性のシンボル、ポップアイコンともなっているマリリン・モンロー。映画の中では、愛らしく親しみやすいキャラクターを多く演じていました。
しかしそれは、男性にとって好まれるステレオタイプの女性像を演じるイメージ戦略だったのですね。そんな戦略を微塵も感じさせない無垢さを感じたのは、スクリーンの魔法だったのでしょうか。
波瀾万丈な人生は、最近になりNETFLIX「ブロンド」で描かれています。華やかさの裏にある痛々しさ。彼女の死後明らかになった私生活によって、さらに伝説的なスターのスケールを高め、永遠の存在になったように感じます。
それは、男性に好まれるステレオタイプの女性像を意識的に演じるイメージ戦略だったのですね。そうした意図を感じさせない愛らしさは、スクリーンが生み出す魔法だったのかもしれません。
彼女の波乱に満ちた人生は、最近ではNETFLIXの「ブロンド」で描かれています。華やかな表舞台の裏にある苦しみや痛み。マリリン・モンローは、スクリーンの上だけの存在でなく、さまざまなスキャンダルや死後に明らかになったことが組み紐のように絡みあって、時を超えたスターのシンボル的な存在になったように思います。
アンディ・ウォーホールのシルクスクリーン作品「マリリン」シリーズも、マリリン・モンローの永遠さを生み出しましたよね。