2300年未来への旅

Logan’s Run
日本公開日　1977年4月16日

未来のユートピアでは、30歳になると「生まれ変わりの儀式」として人々がスタジアムに集められ、実際には抹殺されてしまう…それをみんなが娯楽として楽しんでいます。主人公のローガンは、儀式から逃れようとする脱走者を取り締まる役割でしたが、ある日マザーコンピュータから「脱走者が目指す聖域（サンクチュアリ）を探し出せ」と命令され、自分も逃亡者としてドームの外の世界へ飛び出すことになります。

CGがなかった時代、「2001年宇宙の旅」や「スターウォーズ」がどれだけ革新的な映像技術で作られたか、この作品を観ると痛感します。正直、セット感満載なんですよね（笑）。でも、磨かれた金属面の立方体に、銀色お面の頭部がくっついたロボットが愛らしかったな。AIなのにこのチープな外見と動きってどうなんだろう？って思いつつも、セットを旅する展開が、どこか「オズの魔法使」っぽい雰囲気も感じて、これ自体がオマージュなのかも…なんて思ったりしました。（テーマとしては「1984」みたいなディストピアなんですけどね。）

今作には根強いファンも多いようです（傑作って言ってる人はあまりいないですけどねｗ）。