悪魔のいけにえ

The Texas Chain Saw Massacre
日本公開日　1975年2月1日

折り目のついたチラシでの掲載、すみません。

テキサスの田舎を舞台に、人間の顔の皮を剥いで作ったマスクを被り、チェーンソーを振り回して殺戮を繰り返す狂気の男、レザーフェイス。トビー・フーパー監督によるこの衝撃作は、1974年の公開以来、ホラー映画の伝説的存在として語り継がれています。

気の狂った人間たちの論理で展開する残虐な映画として、私は大学生になるまで観るのを避けていました。振り返ってみると、中学や高校の頃に観なくて本当に良かったと思えるほど、クレイジーな内容でした。

大人になり、町山智浩さんのPodcastを聴いて、アメリカ中西部の農村部には「レッドネック」と呼ばれる白人貧困層がいて、彼らの中には映画に登場する一家のような「知能が退化したような人間」もいるとのこと。その話を聞いた時、この映画の持つリアルさに改めて戦慄を覚えました。