ゴジラ対ヘドラ
劇場公開日 1971年7月24日
![ゴジラ対ヘドラ_1 - あの頃の映画チラシ ゴジラ対ヘドラ[映画チラシ 表面]](https://eiga-flyer.com/wp-content/uploads/2026/01/ゴジラ対ヘドラ_1-1-1380x1955.jpg)
![ゴジラ対ヘドラ_2 - あの頃の映画チラシ ゴジラ対ヘドラ[映画チラシ 裏面]](https://eiga-flyer.com/wp-content/uploads/2026/01/ゴジラ対ヘドラ_2-1-1380x1956.jpg)
[注]これは公開当時のチラシではありません。 ポスターをB5チラシサイズに復刻した、1979年東宝株式会社事業部発行の『ゴジラ オリジナル復刻版ポスター大全集』からのものです。
現在、チラシショップやオークションでは「チラシ」として流通していますが、復刻版ミニポスターです。
この映画は、オープニングから強烈でした。
サイケデリックなGOGOガールが踊るクラブで歌われる挿入歌「かえせ!太陽を」。
♪「水銀、ヘドロ、カドミウム」
というフレーズは、当時子どもだった自分の耳にも焼き付き、意味もよく分からないまま、繰り返し口ずさんでいました。
ゴジラ映画は、その時代の不安を映し出す存在でしたが、『ゴジラ対ヘドラ』は、そのセオリーを分かりやすく、しかもかなり過激な形で示した作品でした。
定型の姿を持たず、溶け、流れ、変形していく怪獣ヘドラは、怪獣というより、公害そのものの象徴でした。(この形態変化は、のちに「シン・ゴジラ」で取り入れられてましたね)
物語も映像も、それまでのゴジラ映画とは明らかに異なる手触りでした。
一方で、日本映画が斜陽期に入り、東宝特撮映画の制作現場も厳しい時代でした。
正直に言えば、「ここは苦しかっただろうな」と感じる場面もありました。
それでも、この映画の荒唐無稽さは、社会と直結した切羽詰まった空気と不思議に噛み合い、ゴジラシリーズの中でも「別格」として、個人的にはとても好きな一本でした。
当時、子どもだった自分の記憶とも、この映画は重なりました。
近所の空き地には、ドロドロの沼ができていました。
「光化学スモッグ発生」の放送が流れると、校庭で遊ぶことは禁止されました。
公害は遠い世界の話ではなく、日常のすぐそばにある現実でした。
時を経て今見ると、時代感が強烈な違和感として凝縮された異色作と語られます。
ですが当時のことを思うと、この時代だからこそ、生まれるべくして生まれた作品といえます。
▼
『ゴジラ対ヘドラ』 | 予告編 | ゴジラシリーズ 第11作目
▼ Godzilla Vs Hedorah (1971) Making off Special HD