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クレオパトラ

Cleopatra
初公開 1963
リバイバル公開 1977年

クレオパトラ[映画チラシ表]
クレオパトラ[映画チラシ裏]

絶世の美女エリザベス・テイラーは、演技力が求められる難しい役もこなしていたけど、やっぱり一番印象に残るのは、この豪華すぎた歴史大作でのクレオパトラの姿じゃないでしょうか。特に、大勢の奴隷に引っ張られた巨大なスフィンクスに乗って、クレオパトラと息子がローマに入城するシーン。壮大すぎて、一度見たら絶対忘れられない名場面です。

しかも、あのシーンはCGじゃなく、実物大のセットに、画面に映っている数だけ本当にエキストラを集めたというから驚きです。制作費が膨れ上がりすぎて、20世紀FOXという映画会社の経営をやばくさせた作品としても有名です。

映画全体として、総集編みたいで(もしくは絵巻物っぽい?)、没入しにくい作りだった気がします。歴史についてもっと詳しければ、人物の関係性も理解して、より面白く見られたのかもしれません(元々5H20あったのを3H14まで短くしたせいとも言われています)。

ちなみに、このローマ入城シーンは後にマドンナがスーパーボウルのハーフタイムショーで取り入れていて、豪華絢爛なパフォーマンスになっていました。権力を持つ美女がああやって登場すると、誰もがひれ伏すしかない!って思っちゃいますよね。

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