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狼たちの午後

DOG DAY AFTERNOON
劇場公開 1976年3月6日

狼たちの午後[映画チラシ表]
狼たちの午後[裏]

実際に起きた銀行強盗事件をベースに、シドニー・ルメット監督が若きアル・パチーノを起用して手掛けたこの作品は、犯罪映画の名作として知られています。

銀行強盗に入ったものの、金はすでに送金されていて、警察に包囲されてしまい、人質を取って立てこもるしかなくなった二人の男たちの物語。この映画では、多くのシーンがアドリブで演じられ、そのリアルな緊迫感が、観客を引き込む独特の空気感となっています。

さらに、この映画の背景にある「気温36度のうだる暑さ」は、人間を苛立たせ、凶暴化させる要因として描かれています。この暑さで凶暴化する人々というのは、後にスパイク・リー監督の「Do the Right Thing」(1989)でも繰り返されましたね。

アメリカ国立フィルム登録簿 登録作品