メリー・ポピンズ
Walt Disney’s Mary Poppins
日本初公開 1965年
リバイバル公開 1976年
親がロードショー劇場に洋画を観に連れて行ってくれた1本目が、チャップリンの「モダン・タイムス」で、次が「メリー・ポピンズ」でした。今思えば、いい情操教育をしてもらったなと感謝しています。
スクリーンの中でジュリー・アンドリュースを知ったのは、「メリー・ポピンズ」の方が「サウンド・オブ・ミュージック」より先でした(制作順番としては正しい)。
ちょっと不思議で厳しい家庭教師役のメリー・ポピンズ=ジュリー・アンドリュースは、映画に登場する子どもたちほど好感を持つことができず、かわりに煙突掃除のバート=ディック・ヴァン・ダイクが気に入ってしまいました。
自由に生きながらも、仕事に誇りを持っている姿が大人の男って感じで頼もしく、しかもとても優しい人に感じたのです。
実写とアニメーションが同じ画面で踊るシーンは、とてもディズニーらしい展開でしたが、少し長くも感じました。
サントラ盤も買ってもらい、飽きることなく何度も聴きました。そのおかげで、今でも「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」といつでも空で言えます。子どもの頃に覚えたことって、なかなか忘れないものですね。