ビッグ・ウェンズデー
Big Wednesday
日本公開日 1979年4月21日
ベトナム戦争から帰ってきた若者たちが、伝説の大波「ビッグ・ウェンズデー」を待ちながら過ごす日々を描いたこの映画。
海の近くに住むアメリカの青年たちは、サーフィンを楽しむものなんだ、とこの映画で知りました。
この作品は単なるサーフィンの楽しさを描いているだけではなく、戦争で何かしら傷を負った青年たちが、無邪気にサーフィンに夢中になっていたあの頃にはもう戻れないという現実に、どう向き合うかを考えさせられます。
青春が終わった後、彼らはどうするのかという哀愁感。それでも、彼らは待ち望んだ瞬間を経験するために戻ってくるんです。そんな姿に、ジーンとした感動が沸き起こってきました。
映画のストーリーに入り込みながら、ジャン=マイケル・ヴィンセントの筋肉美に目が釘付けになりました!
サーフィンをすると、あんなにかっこいい体になるのか!と思わず憧れてしまったのですが、運動音痴の僕にはとても遠い世界の話で、行動に移すことはありませんでした。
僕の原点は、多分、映画だったのかもしれません。
この映画のポスタービジュアルはかっこいいです!
写真を切り貼りしたコラージュデザインが多かった時代に、写真をそのまま使ったこのデザインはとても新鮮で、まるで雑誌のファッション広告を見ているようでした。
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