
アニー・ホール
Annie Hall
日本公開日 1978年1月21日
![アニーホール_1 - あの頃の映画チラシ アニー・ホール[映画チラシ表面]](https://eiga-flyer.com/wp-content/uploads/2025/04/アニーホール_1-1380x1936.jpg)
![アニーホール_2 - あの頃の映画チラシ アニー・ホール[映画チラシ裏面]](https://eiga-flyer.com/wp-content/uploads/2025/04/アニーホール_2-1380x1936.jpg)
今作は、ウディ・アレンにとって大きな転機となった作品です。
それまでドタバタ喜劇が中心だった彼の作風は、この映画で大きく変わります。
笑いの中に、孤独や愛の切なさをさらりと織り交ぜるようになり、物語のトーンもぐっと繊細で味わい深いものになりました。
物語は、神経質なコメディアンのアルヴィー(ウディ・アレン)と、自由奔放なアニー(ダイアン・キートン)の恋愛を、断片的なエピソードで描いていきます。
現実と幻想を自在に行き来したり、観客に直接語りかけたりする演出も鮮やかで、自由な映画表現が印象に残ります。
アニーを演じるダイアン・キートンは、当時アレンの恋人でもあり、彼女自身の魅力が色濃く反映されています。彼女のファッションは「アニー・ホール・スタイル」として社会現象にもなりました。
第50回アカデミー賞では作品賞・監督賞・脚本賞・主演女優賞を受賞。ウディ・アレンを現代アメリカ映画を代表する存在へと押し上げた、記念碑的な一本です。
*アメリカ国立フィルム登録簿 登録作品
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