最後の猿の惑星
Battle for the Planet of the Apes
日本劇場公開日 1973年7月21日
![最後の猿の惑星_1 - あの頃の映画チラシ 最後の猿の惑星[映画チラシ 表面]](https://eiga-flyer.com/wp-content/uploads/2025/12/最後の猿の惑星_1-1380x1963.jpg)
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『最後の猿の惑星』は、「猿の惑星」シリーズ5作目の最終作として公開された作品。一作目の『猿の惑星』が、衝撃的な結末を持つ傑作SF大作として強く記憶されているのに対し、3作目以降は物語の軸足を、リベラルな猿であるコーネリアスとジーラに移して展開していきました。特殊メイクによるコーネリアスとジーラの表情の豊かさが、作品を支える魅力です。
しかしシリーズとしては、ストーリーの面白さはあっても、作品を追うごとに予算が縮小されていく様子が透けて見え、シリーズものの宿命を感じさせる流れでもありました。
本作では、人間と猿の共存というテーマがより前面に押し出され、公開当時の日本では「シリーズの行き着く先を見届ける一本」として受け止められていた印象があります。
そして2001年に、ティム・バートン監督によるリメイク『PLANET OF THE APES/猿の惑星』が作られた後、再びシリーズが動き始めます。