デス・レース2000年
DEATH RACE 2000
日本劇場公開日 1977年6月25日
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『デス・レース2000年』は、近未来のアメリカを舞台に、人命をポイントとして加算する狂気のカーレースを描いた異色のアクション映画。一般道路を疾走し、歩行者を轢くことで得点を競うという過激な設定は、暴力と娯楽が結びついた社会をブラックユーモアたっぷりに描いていました。
本作は、B級映画の帝王として知られるロジャー・コーマンの制作によるもので、低予算ながら勢いとアイデアで押し切る作風が色濃く反映されていました。主演は、当時B級映画のスターだったデビッド・キャラダインで、その存在感は作品の象徴でもありました。だからこそ、後年『キル・ビル』に彼が登場したとき、思わず拍手した記憶があります。
公開された1976年には近未来だった2000年をすでに通り過ぎた今、振り返ってみると、本作に込められていた70年代の荒唐無稽なパワーをあらためて思い知らされました。
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