天地創造
The Bible: In the Beginning…
初公開 1966年
リバイバル公開 1977年6月23日(テアトル東京公開日)
「旧約聖書」にある、アダムとイブ、バベルの塔、ノアの方舟など、主要なエピソードはこの映画を通して学んだ気がします。
安易な特撮に頼らず、実物大のセットを使ってリアルに旧約聖書の世界を映像化していて、かなりの制作費がかかったのも納得です。冒頭の天地創造シーンは、溶岩が流れる場所はアイスランドあたりでロケをしたのかな。
ファンタジー的なスペクタクルを期待していたので、リアルな描写に現代の俳優が演じている感がちょっと出てしまい、神話的な荘厳さをあまり感じなかった記憶があります。後年「ロード・オブ・ザ・リング」のCG満載の映像を観て、あれが当時求めていたイメージだったのかもと思いました。
ちなみに、チラシには「有楽シネマ」のハンコが押されていますが、実際に鑑賞したのはテアトル東京のシネラマスクリーン。スケールのデカさは堪能しました。
音楽は日本人作曲家:黛 敏郎氏。印象に残る壮大な音楽でした。