カプリコン・1
Capricorn One
日本公開日 1977年12月17日
有人火星探査宇宙船「カプリコン・1」が打ち上げられる直前、3人の乗組員が誰にも気づかれぬよう船外へ連れ出されて、砂漠の真ん中にある基地に運ばれます。
その間、カプリコン・1は無人のまま打ち上げられてしまいます。
乗務員は、秘密の基地内に作られた火星探索や通信用セットで、ニセの任務遂行をするよう、家族を人質に強要されますが…
アメリカのアポロ月面着陸は捏造で、月面の映像は、地球上のセットで「2001年宇宙の旅」を作ったキューブリック指揮のもと撮影されたもの、という都市伝説が今日でも語られていますよね。
その都市伝説を、すでに1977年に映画としていたのが今作です。実際当初は協力的だったNASAは、映画の内容を知って態度を急変して制作協力を拒否しています(怪しいw)
設定からこの映画はSF映画のように思えますが、後半は逃亡のアクション展開となり、政府の陰謀ものサスペンスになっていきます。
当時はまだアプロ月面探索映像の捏造疑惑があること自体を知らなかったので、のちにそれを知り、「カプリコン・1」の内容が間違って噂として流布してしまったのでは?と思ったくらいです。