
ヒッチコックのファミリー・プロット
Family Plot
日本劇場公開 1976年8月28日
![ファミリープロット_1 - あの頃の映画チラシ ヒッチコックのファミリー・プロット[映画チラシ表面]](https://eiga-flyer.com/wp-content/uploads/2025/05/ファミリープロット_1-1380x1955.jpg)
![ファミリープロット_2 - あの頃の映画チラシ ヒッチコックのファミリー・プロット[映画チラシ裏面]](https://eiga-flyer.com/wp-content/uploads/2025/05/ファミリープロット_2-1380x1951.jpg)
「サスペンスの巨匠」アルフレッド・ヒッチコックが残した最後の作品です。
『めまい』や『サイコ』のような重厚な緊張感は控えめながら、どこか抜けていて愛嬌のある登場人物たちが繰り広げる、軽妙でサスペンスというよりブラックコメディ的テイストのエンタメ作品です。
公開当時は地味な印象だったものの、後年ヒッチコックの遊び心や円熟味がだんだんと再評価されていきました。
インチキ霊媒師のブランチと、ちょっと頼りない恋人ジョージは、大金目当てにとある資産家の「捨て子探し」に挑むことに。しかしその先には、身代金誘拐をめぐる犯罪者たちとのスリリングな駆け引きと、思いがけない危機が待ち受けていたのです。
最後にブランチがこちらに向けて見せるウインクは、「そんなわけないでしょ」という観客への合図を粋に表現していて(私の解釈ですが)ニヤっとしました。
関連記事