大統領の陰謀
All the President’s Men
日本公開日 1976年8月7日
ニクソン大統領を辞任に追い込んだ「ウォーターゲート事件」を調査した、実在の2人の新聞記者の物語を、ロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマンの共演で映画化した作品。
警察ではなく、新聞記者が取材を通して、アメリカ大統領を辞任させるような大事件を暴露していく展開が新鮮で、まるで探偵もののようにスリリングでした。
最初は「ちょっとした違和感」を抱いた、不法侵入事件の取材から始まり、次第に政府関係者への厚い壁に挑んでいく。謎の人物「ディープスロート」も登場しましたね(「Xファイル」にもよく出てきました)。
今のインターネット時代では、新聞記者がこんな形で大統領辞任に繋がる大事件を明るみに出すのは難しいでしょうね。フェイク動画の摘発で精一杯なのかも。
デヴィッド・フィンチャー監督の「ゾディアック」を観たとき、ふと「大統領の陰謀」を思い出しました。なんだか雰囲気が似てるなって感じて。
*アメリカ国立フィルム登録簿 登録作品
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