街の灯
City Lights
日本初公開 1934年
リバイバル公開
チャップリン演じる浮浪者の男が、盲目の花売り娘が家賃を滞納して立ち退きを迫られているのを知り、彼女を助けるために、ボクシングの試合に出て金を稼ごうとするものの惨敗。その後、酒に酔った時だけチャップリンを覚えている富豪から、偶然大金を手にするも、強盗と勘違いされ警察に追われます。それでも彼はそのお金を花売り娘に渡し、逮捕されて刑務所に送られてしまいます。
時が経ち、刑務所を出たチャップリンは再び花売り娘と出会います。彼女は手術で視力を取り戻していましたが、チャップリンをただの見すぼらしい浮浪者と思うだけ。しかし、彼女が一輪の花と小銭を渡す際に手を握り、その瞬間に彼が誰なのかを悟ります。
さまざまな物語で同じような設定が使われましたが、元ネタであるこの作品のラストは、何度観ても涙腺崩壊してしまいます。
今回紹介するチラシは、〈ビバ!チャップリン〉シリーズではなく、〈マイ・セレクション・チャップリン〉の「女性が選んだベスト2」上映のもの。「街の灯」と「ライムライト」という、涙腺崩壊必至の名作2本が選ばれています。
*アメリカ国立フィルム登録簿 登録作品