グレートハンティング 地上最後の残酷

Ultime grida dalla savana
日本公開日 1976年3月13日

グレートハンティング 地上最後の残酷[映画チラシ表面]
グレートハンティング 地上最後の残酷[映画チラシ裏面]

1962年にイタリアのグァルティエロ・ヤコペッティ監督によって公開された『世界残酷物語』をきっかけに、世界各地の野蛮で残酷な風習や奇習を映し出す、いわゆる「残酷ドキュメンタリー」が一大ブームとなりました。以後、内容も質もさまざまな作品が次々と登場します。

『グレートハンティング』は、ライオンが人間を襲うショッキングな場面を売りとしながら、世界各地の“狩り”の様子を通じて、人間の本質的な欲望や暴力性を描き出しています。ヤラセが疑われるシーンもありますが、映像の完成度は高く、他の亜流作品とは一線を画しています。日本でも大ヒットとなり、1976年には外国映画配給収入で第2位を記録しました。

当時はテレビでも、東京12チャンネル(現在のテレビ東京)などで夜遅い時間に、同様の残酷ドキュメンタリー番組が放送されていた記憶があります。

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