エースをねらえ!/ピーマン80
劇場公開日 1979年9月8日
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1979年公開の劇場版『エースをねらえ!』は、山本鈴美香氏の名作漫画を出崎統監督が完全新規作画で映画化した、青春テニスアニメの金字塔です。
平凡な新入部員・岡ひろみが、鬼コーチ宗方仁に見出され、過酷な特訓と周囲の嫉妬に耐えながら、世界的プレイヤーへと覚醒していく姿が描かれました。
原作の細かなエピソードを巧みに省きながら、主人公:岡ひろみの心の揺らぎと、寄り添う親友との絆、お蝶夫人への憧れ、テニスプレイのドラマチックな展開を、見事に90分に納め切っていました。
『エースをねらえ!』のテレビアニメは、放送終了後に平日夕方の再放送で『宇宙戦艦ヤマト』や『ルパン三世』と同様のパターンで人気が爆発し、映画化へと繋がりました。
特筆すべきは、当時のテレビアニメの劇場版といえば既存映像を再編集したものが一般的だった中で、本作は全編完全新規作画で制作された点です。出崎監督と作画監督・杉野昭夫氏の黄金コンビによる劇画調の「ハーモニー処理(止め絵)」や、大胆な画面分割、透過光などのドラマチックな演出が遺憾なく発揮され、後のアニメ表現に決定的な影響を与える傑作となりました。
公開当時、私は中学3年生でした。単なる「スポ根」ものではなく、一人の人間が何かを成し遂げるための孤独と情熱の凄まじさに、子供ながらに震えました。青春映画としても私的歴代上位にマークしている作品です。
同時上映は「ピーマン80」。当時、中身が空っぽという意味で「ピーマン」という言葉が使われてましたっけ。

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