未来少年コナン
劇場公開日 1979年9月15日
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劇場版『未来少年コナン』は、NHKで放送され、アニメ本来の「動く画」の楽しさを決定づけた傑作シリーズの映画化作品です。しかし、宮崎駿監督は劇場版について完全新作か続編を熱望したものの、企画は再編集版として進行。そのため監督は一切関与しない姿勢を貫き、チラシにすら「宮崎駿」の文字がないという異例の事態となっていました。
当時、宮崎・大塚コンビは同公開の『ルパン三世 カリオストロの城』の制作に没頭しており、こちらの劇場版は「勝手にやってくれ」という状況だったのかもしれません。まだ『ナウシカ』の数年前で「宮崎駿」の名は一般に轟いておらず、私たちアニメファンにとってすら、コナンもカリオストロも「作画監督・大塚康生の作品」という認識の方が強かったのが正直なところです。
内容はテレビ版とは構成が改変され、最大の見せ場である巨大機「ギガント」エピソードが丸ごとカット。物語は一本の映画として再構築されてはいましたが、熱狂的なファンとしては世界観に触れるだけの「パイロット版」のようで、物足りなさは否めませんでした。その代わりと言うべきか、『カリオストロの城』にはコナンのアクションやテイストが随所に散りばめられており、「ルパンがコナンみたい」という感想だったのを覚えています。
*1984年に、テレビシリーズ「ギガント」「インダストリアの最期」「大団円」の3話を再編集した『未来少年コナン 特別編 巨大機ギガントの復活』が『超人ロック』の併映として劇場公開されました。
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