セーラー服と機関銃(1981)/燃える勇者
劇場公開日 1981年12月19日/1982年7月10日(「セーラー服と機関銃」完璧版)
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『セーラー服と機関銃』は、薬師丸ひろ子の人気を決定的なものにし、作品そのものの評価の高さもあって大ヒットしました。薬師丸が歌った主題歌も大ヒットし、映画とともに強く記憶に残る存在になりました。
女子高生が突然ヤクザの組長を継ぐという突飛な設定ですが、相米慎二監督の演出は、単なるコミカルな学園映画にはしませんでした。長回しを多用した独特の撮影によって、薬師丸演じる星泉が組長として周囲から扱われる緊張感や居心地の悪さが、こちらにもひしひしと伝わってきます。
シーンによっては、映画であることをいいことに若い薬師丸ひろ子を本気で追い込んでいじめてるように思えるところもありました。それでも、その緊張感を受け止めて画面に立ち続けたことで、薬師丸ひろ子はアイドルから女優へ確実に一歩抜け出したように思えたものです。
そして『あまちゃん』以降、歌手活動の中で歌われるようになった「夢の途中」は、年齢を重ねた薬師丸ひろ子の声によってさらに深みを増し、あらためて名曲だと感じさせてくれます。
併映の『燃える勇者』は、真田広之の主演映画第三弾。
ストーリーはかなり大らかで、JAC仕込みの高い身体能力を持つ真田広之が走り、跳び、戦う姿には勢いがあり、理屈よりもそのアクションと、若く精悍な顔を楽しむ映画だったように思います。
当時の真田広之には、後年の落ち着いた俳優像とは違う、アクションスターとして肉体をはったギラギラした魅力がありました。
伊藤かずえの初々しさも印象的です。薬師丸ひろ子の『セーラー服と機関銃』とはまったく違うタイプの作品でしたが、若いスター二人を二本立てで楽しめたところにも、80年代初頭の映画館らしい華やかさがありました。
▼【予告篇】『セーラー服と機関銃』
▼【予告編】燃える勇者

© KADOKAWA 1981