メイン・テーマ
劇場公開日 1984年7月14日
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「愛って、よくわからないけど傷つく感じが素敵…」。
主題歌の一節がそのままキャッチコピーになっていて、その言葉の響きだけでも当時らしいエモさを感じます(今ではこんな歌詞、お目にかかれない)。
一方で映画本編は、主題歌の完成度に比べると、ストーリーがあるようでないような、どこか薄い印象もありました。
当時の沖縄の風景や、ポスタービジュアルにも表れているファッション、若者たちの空気感など、1984年という「時代」をそのまま切り取った、今で言うところのVlogみたいな印象です。
ただ、後年になって見返してみると、薬師丸ひろ子自身が「この役をどう演じたらいいのだろう」と少し迷っているように見えるところが、主人公の「背伸びして見せてる自分」にシンクロしていて、そこがひとつの見どころにも感じられました。
森田芳光監督らしい映像センスがどのあたりなのか、正直わからなかったのですが、薬師丸ひろ子が家を探す場面で、振り向く子供たちや缶蹴りのワンシーンが、そのまま行き先を示すイラストにつながっていく演出は、「この見せ方はおもしろい」と感じました。
とはいえ、この作品は何より主題歌が強いです。今でもカラオケで歌う人がいるのでは、と思うくらい、映画以上に長く残った一曲でした。
▼ 『メインテーマ』劇場予告編 |花伝亭仁消の「名画座すぷろけっと」
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