帝都大戦
劇場公開日 1989年9月15日
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『帝都物語』のシリーズ第2弾で、荒俣宏の原作『帝都物語』の「戦争篇」を映画化した作品です。
監督を務めたのは、前作『帝都物語』でエグゼクティブ・プロデューサーを担当した一瀬隆重。前作のように明治から昭和へと時代を駆け抜ける大スケールではなく、舞台は第二次世界大戦末期に絞られています。
帝都・東京をめぐって、現実の戦争の裏側で霊的な攻防が繰り広げられていたという設定に焦点を絞ったことで、前作よりストーリーの輪郭がはっきりした作品になっていました。
ホラー映画さながらの展開もあり、「この手の映画が好きな人は、こういうのが観たいんだろう?」と、こちらの好みを作り手側に見透かされているようなところもありました。
この映画で強烈に印象に残ったのが、霊的指導者・観阿彌光凰の側近で、霊能力を持つ青年・中村を演じた若き日の加藤昌也です。
非の打ちどころがないほど整った顔立ちに長身。その端正な青年が、科学装置によってサイキックパワーを増幅させ、肉体の限界に挑むような戦いを、嶋田久作演じる魔人・加藤保憲に挑みます。
しかし敗れて傷を負い、普通ならもう戦えるはずもないほどフラフラの状態に。それでも自分の役割を全うし、加藤の企みを阻むため再び戦いへ向かっていく。
そのボロボロになってもなお立ち向かう姿がなぜか妙に自分に刺さり、ワクワクしてしまいました。
「もしかして、こういうのが自分の性癖なのか?」と、自らの変態性を悟ってしまった映画でもありました(笑)。
しかしその後、『新世紀エヴァンゲリオン』で、包帯を巻き負傷した綾波レイが、それでも戦いに向かおうとする姿に萌える人々が大勢いるのを目の当たりにして、「なんだ、自分だけじゃないじゃん!」と、ちょっとニヤリとしたものです。
▼ 『帝都大戦』予告編|株式会社ビデックス
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