時計じかけのオレンジ
A Clockwork Orange
初公開 1972年4月29日
リバイバル公開 1979年8月11日
![時計じかけのオレンジ[映画チラシ 表紙]](https://eiga-flyer.com/wp-content/uploads/2024/10/時計じかけのオレンジ初A1-1380x1950.jpg)
![時計じかけのオレンジ[映画チラシ 裏表紙]](https://eiga-flyer.com/wp-content/uploads/2024/10/時計じかけのオレンジ初A2-1380x1950.jpg)
![時計じかけのオレンジ[映画チラシ 中面1]](https://eiga-flyer.com/wp-content/uploads/2024/10/時計じかけのオレンジ初B1-1380x1946.jpg)
![時計じかけのオレンジ[映画チラシ 中面2]](https://eiga-flyer.com/wp-content/uploads/2024/10/時計じかけのオレンジ初B2-1380x1946.jpg)
▼ リバイバル時チラシ
![時計じかけのオレンジ[映画チラシ 表面]](https://eiga-flyer.com/wp-content/uploads/2024/10/時計じかけのオレンジ再1-1380x1967.jpg)
![時計じかけのオレンジ[映画チラシ 裏面]](https://eiga-flyer.com/wp-content/uploads/2024/10/時計じかけのオレンジ再2-1380x1967.jpg)
主人公アレックスが作家の家に押し入り、「雨に唄えば」を歌いながら作家の妻に暴行を加えるシーンでは、どう反応すればいいのか戸惑う感情に襲われました。
これは単なるアクションシーンではなく、悪意に満ちた暴力があからさまに描かれています。しかも、その暴力の最中に古き良き時代のミュージカル曲「雨に唄えば」を歌うという、相反する要素が邪悪な方向へ浸かっていく演出。
ホラー映画の残酷さとは異なった、怒りとも混乱とも言えない気持ちが湧き上がってきました。
だからこそ、後半でアレックスがまぶたをクリップで固定され、映像を使った洗脳実験を受けるシーンでは、「罰を受けるのは当然」と思ったものですが…。鑑賞後に「役者にあんなことをさせるなんて!」と完璧主義者キューブリックの恐ろしさを改めて感じました。
この映画は、人間性というものが「暴力」によって徹底的に踏みにじられていく世界を、容赦なく描いているんですよね。
共感や感情移入で物語を進める映画ではなく、まるで現代アートの展示を見ているかのような、刺激を受けつつ距離感を認識する作品でした。キューブリック作品って、どれもこんな風に鑑賞するのが正しいのかもしれないです。
感情が入り込まない分、この映画を観たからといって同じ行動を真似ることはないと思いましたが、イギリスでは16歳の少年がホームレスの老人を殺害した事件で、この映画が影響を与えたと指摘されました。実際には、この作品の影響だったのか、それともその少年がたまたまアレックスと似た性質を持っていただけなのか、真相はわからないのですが。
さまざまな物議を巻き起こしたこの作品、考察している記事や動画をネットで探してみてください。
スタンリー・キューブリック監督作品の掲載チラシ
[参考リンク]〈町山智浩の20世紀名作映画講座 with 武田和〉『時計じかけのオレンジ』|午前十時の映画祭