イナゴの日
The Day of the Locust
日本公開日 1976年2月7日
傑作「真夜中のカーボーイ」でニューヨークの暗部を切り取って見せた監督・製作・脚本のトリオが、30年代のハリウッドの裏側にスポットを当てたナサニエル・ウェストの原作を映画化した問題作。
1938年、ハリウッド。大学を卒業したばかりの若者トッド(ウィリアム・アザートン)は撮影所の美術部に就職した。彼は安アパートの向かいに住むエキストラ女優のフェイ(カレン・ブラック)に惹かれるが、奔放な彼女はトッドの事を本気で相手にしない。
黄金期のハリウッドの底辺で蠢く奇怪な人物や出来事が幾重にも錯綜しつつ、“イナゴの日”が何を意味するのかが判明する強烈なクライマックスになだれ込む。後味は悪く、胃のもたれそうな内容ではあるが、ハリウッドにとっては“異人”であるシュレシンジャーの視点と、ダイナミックなタッチは見応えあり。
[allcinemaの解説から引用]
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