映画チラシのデジタルアーカイブサイト

快盗ルビイ

劇場公開日 1988年11月12日

[快盗ルビイ 映画チラシ表面]
快盗ルビイ 1
[快盗ルビイ 映画チラシ裏面]

小泉今日子主演、和田誠監督の『快盗ルビイ』。
観るまでは、現代の日本を舞台に「快盗ルビイ」という設定は、あまりに漫画的というか、舞台劇のようになってしまうのでは?と思っていました。

ところが実際に観てみると、これがなかなか楽しい。
オードリー・ヘプバーンが出ていた往年のハリウッド映画を思わせる、おしゃれな犯罪喜劇に仕上がっています。
そして何より、当時アイドルとして絶頂期にあった小泉今日子のキュートな魅力が、しっかりとフィルムに焼き付けられている。
彼女の華やかさと軽やかさが、この映画の洒落た世界によく似合っていました。

映画のイラストを数多く手がけるほどの映画通だった和田誠だけに、古い映画の楽しさを知り尽くした人ならではの演出なのでしょう。
『麻雀放浪記』で見せた監督手腕は、やはり本物だったのだと思わせてくれました。

そして面白かったのが真田広之。
筋肉とキレのあるアクションで格好いい男を演じてきた彼が、本作では寝癖のついた髪にメガネという、どこにでもいそうな冴えない会社員を演じています。
気の弱そうな男なのに、それがまた「いい味」になって様になっているんです。

そういえば真田広之は、博品館劇場で上演されたミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』でも、1984年と1987年に気弱な青年シーモアを演じていました。怪物植物の言いなりになり、次第に殺人に手を染めていく役です。アクションスターというイメージとはまるで違うこうした役まで自然に演じてしまう。今となっては、なんとも贅沢なキャスティングですし、当時の自分には、その役柄の幅の広さが真田広之を余計に「格好いい、すごい」と思わせるものでした。

▼ 映画 快盗ルビイ (1988年) 予告編|YCM Movies Clips Channel

(C) 2026 eiga-flyer.com.Images are used for archival purposes only; all rights belong to their respective owners.