処刑遊戯/スネーキーモンキー 蛇拳
劇場公開日 1979年11月17日
![処刑遊戯_1 - あの頃の映画チラシ 処刑遊戯/スネーキーモンキー 蛇拳[映画チラシ 表面]](https://eiga-flyer.com/wp-content/uploads/2026/08/処刑遊戯_1-1380x984.jpg)
![処刑遊戯_2 - あの頃の映画チラシ 処刑遊戯/スネーキーモンキー 蛇拳[映画チラシ 裏面]](https://eiga-flyer.com/wp-content/uploads/2026/08/処刑遊戯_2-1380x984.jpg)
『最も危険な遊戯』『殺人遊戯』に続く「遊戯シリーズ」の第3作で、村川透監督と撮影の仙元誠三という座組が、松田優作演じる殺し屋・鳴海昌平のイメージをより鮮明に作り上げた作品でした。
暗い画面の中に人物を浮かび上がらせる照明や、都会の夜を乾いた空気で切り取る仙元撮影。そこに村川監督の、説明を極力省いて間や視線、動きで見せる独特の演出が重なり、鳴海昌平にはただの殺し屋ではない、不気味さと色気が生まれていました。松田優作の歩き方、煙草の吸い方、銃の構え方までが絵になり、ストーリー以上にその佇まいが記憶に残ります。
このシリーズで作られたクールで危険、どこか飄々とした男のイメージは、その後の「松田優作」という俳優の一面を決定づけたように思います。同じ1979年の『蘇える金狼』、TVシリーズ『探偵物語』へと続く流れを考えても、松田優作のスタイルが完成していく時期の一本でした。
併映は、ジャッキー・チェン主演の『スネーキーモンキー 蛇拳』。
日本では『ドランクモンキー 酔拳』と並んで、ジャッキー人気に火をつけた初期の代表作でした。それまでのカンフー映画といえば、どこか重く真面目な印象がありましたが、この作品ではジャッキーのコミカルな動きと身体能力が前面に出ていて、とにかく見ていて楽しい映画でした。
蛇の動きを取り入れた蛇拳という発想も子ども心に強烈で、指先をくねらせる構えを真似した人も多かったのではないでしょうか。ユエン・ウーピン監督によるアクションは、戦いそのものが振付のように見える面白さがあり、ジャッキーが痛がり、逃げ回りながらも少しずつ強くなっていく姿に親しみが持てました。
後年の大作とは違う、若いジャッキーの身軽さと愛嬌がぎっしり詰まった一本です。日本で「ジャッキー・チェン=明るくて面白くて、ものすごく強い」というイメージが広まっていく原点のような作品でした。
改めてチラシを見ると、ルパン三世の原作者モンキー・パンチ氏のイラストを使ったポスターだったんですね。
雰囲気マッチしていい感じです。
▼ 【予告編】処刑遊戯
▼ 蛇拳 トレーラー|【蒲田の賢人】たかくらまことの独り言