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彼のオートバイ、彼女の島

劇場公開日 1986年4月26日

[彼のオートバイ、彼女の島 映画チラシ表面]
[彼のオートバイ、彼女の島 映画チラシ裏面]

『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』と、少年少女の青春を描いてきた大林宣彦監督。
でも、この映画を観て、大林監督は何も少年少女ばかりを描く人じゃないんだな、と改めて感じました。
片岡義男の同名小説を映画化した、ちょっと大人の青春ラブストーリーです。

音楽大学に通いながら、プレスライダーのアルバイトをしている橋本巧(竹内力)。恋人との関係に区切りをつけようとバイクで旅に出た彼は、そこで不思議な魅力を持つ白石美代子(原田貴和子)と出会います。バイクを通じて惹かれ合う二人ですが、その恋にはどこか危うさも漂います。

この映画を観ているうちに、自分もバイクにまたがって、風を切って走ってみたい! そんな気持ちになってきたのを覚えています。
エンジンの音、次々と移り変わる風景、そしてバイクと一体になって走る爽快感。
自分もこんなふうに走ってみたい、こんな世界を体験してみたいと、観ているそばから憧れが膨らんでいきました。

そして、本作は竹内力の映画デビュー作。白いTシャツにジーンズという出で立ちの、なんとも爽やかな好青年です。
まさかこの竹内力が、後に裏社会を描くドラマには欠かせない強面俳優になるなんて、当時は想像もしませんでした(笑)。

相手役は、原田知世のお姉さんである原田貴和子。こちらも映画デビュー作です。
どこか巫女のような、俗世から少し離れた雰囲気を持つ知世に対して、姉の貴和子には、自然体でありながらドキッとするような色気があります。同じ姉妹なのに、こんなにも魅力が違うんだな、と感じたものです。

そんな二人の初々しさを、大林監督がいつもより少し大人の目線で描いています。

恋愛の甘さも、危うさも、そしてバイクで走る爽快感も。
観終わったあとには、なんだか無性に遠くへ出かけたくなる。そんな映画でした。

▼ 彼のオートバイ、彼女の島 予告篇|動画とおとも

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