ミクロの決死圏(1966)

Fantastic Voyage
リバイバル公開 1976年12月4日

ミクロの決死圏[映画チラシ 裏面]

『ミクロの決死圏』は、治療スタッフが極限まで小型化され、人間の体内に侵入して病巣を治療するという、当時としては大胆な発想のSF映画。プロット自体は完全なファンタジーでしたが、血管や臓器の内部を舞台に物語が展開する映像表現は、公開当時、非常に斬新なものとして受け止められていました。

体内組織が巨大な洞窟や未知の地形のように描かれる映像は、科学映画というよりも冒険ファンタジーに近く、人体の中にこんな世界が広がっているのかと、不思議な感覚を覚えた記憶があります。その一方で、人間が小型化するという設定は荒唐無稽でも、後年になってロボットやカメラを体内に入れて治療や検査を行う医療技術が実用化され、作品の発想が現実に一部近づいたことには驚かされました。

当時この映画で描かれた人体内部のイメージは、今の世代にとっては『はたらく細胞』などを通じて、まったく別の形で共有されているのかもしれません。

ところで、作品は色鮮やかな体内の世界を描いているのに、なんでチラシは2色印刷だったんでしょうね。このリバイバル公開で、ポスターの方はちゃんとカラー印刷でした。




Fantastic Voyage (1966) HD Trailer – Reconstructed

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