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風の谷のナウシカ

Nausicaä of the Valley of the Wind
劇場公開:1984年3月11日

風の谷のナウシカ[映画チラシA 表面]
風の谷のナウシカ[映画チラシA 裏面]
風の谷のナウシカ[映画チラシB 表面]
風の谷のナウシカ[映画チラシB 裏面]

▼ 下記は、配給が東映から大映に移ってからのチラシ。サイズはA5です。

風の谷のナウシカ[映画チラシC 表面]
風の谷のナウシカ[映画チラシC 裏面]

アニメ専門誌『アニメージュ』に連載されていた宮崎駿監督の漫画を、編集長だった鈴木敏夫氏らが働きかけ、監督自身の手で劇場アニメ化した作品です。その後のスタジオジブリの礎となった記念すべき一作です。

私は公開初日に始発に乗って、丸の内東映パラス前に並んで鑑賞しました。初見の印象は次のようなものでした。

これまでの宮崎作品でタッグを組んでいた大塚康生さんが作画監督ではなく、今作は劇場版『銀河鉄道999』のメーテルを描いた小松原一男さんが作画監督を務めていました。それにより、硬質な線でかっちりと描かれた宮崎キャラになっていたのが新鮮でした。
また、宙に浮いて移動するメーヴェが空気を捉えて飛ぶ浮遊感の描写が、実に見事なものでした。

原作漫画がまだ連載中だったため、物語の途中までの展開で映画は幕を閉じます。初見時は「このあと続編がつくられるのかな?」と感じてしまいました。
あらためて、ここでピリオドを打つ独立した映画とみると、原作漫画のファンタジー戦記ではなく、自然の自己治癒能力とその世界で生きる人間を描いた、北欧神話的な作品になっていると感じるようになったのです。

今でも高層ビルの上層階から夜の東京を眺めると、ビル群の赤い警告灯がおびただしい数にのぼり、まるで怒りで目を赤くした王蟲の群れに囲まれているような感覚に陥ります。そのたび、この作品を思い返しています。

***

今作はアメリカ公開時、B級映画でお馴染みの「ニューワールド・ピクチャーズ」が配給しました。その際キャラの名前の変更、カット、全体を1.05%早回しという改変が施されてしまいました。宮崎さんが激怒したのも当然です。
オリジナルバージョンが各国に配給されるようになったのは、後年ディズニー配給になってからでした。

『風の谷のナウシカ』豆知識まとめ|スタジオジブリ公式

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