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ゴーストバスターズ(1984)

Ghostbusters
日本劇場公開日 1984年12月2日

[ゴーストバスターズ(1984) 映画チラシ表面]
[ゴーストバスターズ(1984) 映画チラシ裏面]

「Who you gonna call? Ghostbusters!」

レイ・パーカー・ジュニアが歌う、ファンキーでポップな主題歌が大ヒット。あのフレーズを聴くだけで、今でも映画の楽しさがよみがえってきます。

予告編を観たとき、幽霊を掃除機のような装置で吸い込み、箱に閉じ込めて退治する商売があるなんて、なんともアメリカらしい発想だなーと思いました。
この映画に登場する『ゴースト』は、日本でいう幽霊というより、百鬼夜行に登場する妖怪たちに近いのでしょうか。
カートゥーンのキャラクターを思わせる、ユーモラスで奇妙なお化けの造形にも、アメリカっぽさを感じたものです。

アメリカの人気テレビ番組『サタデー・ナイト・ライブ』で活躍したコメディアンたちが出演するホラーコメディ、というのが事前の触れ込みでした。
アメリカのコメディは、文化や笑いのツボの違いから、僕にはピンとこないことも多かったので、予告編は面白そうだけど、実際に観て笑えるのかな? という不安も少しありました。

ところが、これが実に楽しい映画でした。

くだらないことを大真面目にやりながら、幽霊たちの不気味さや、ニューヨークを襲う超自然的な恐怖もしっかり描いている。
そのバカバカしさと禍々しさのブレンドが絶妙なんです。

そして、とどめは巨大なマシュマロマン! あんなものが街をのし歩く光景を見せられたら、もう笑うしかありません。
怖いはずのお化けを、みんなで面白がってしまう。
今のハロウィンの仮装パーティーにも通じるような、陽気な悪ふざけが全編にあふれていました。

そして、この映画でもうひとつ忘れられないのが、チラシ表面のデザインです。

白いゴーストに赤い禁止マークを重ねた、あのシンボルを大きく配置しただけのポスター。
配給会社が違えば、日本版だけ俳優の顔や幽霊たちの写真をコラージュした、にぎやかなデザインになっていたかもしれません。でも、あのマークひとつだからこそ、作品のポップさと遊び心が際立っていました。

こうしたシンボルを前面に押し出す大胆なデザインは、後年のティム・バートン監督『バットマン』のポスターにも通じるものがあります。映画の内容だけでなく、宣伝ビジュアルまでひっくるめて、アメリカのポップカルチャーの勢いを感じさせてくれる作品でした。

✎ 日本語字幕 翻訳者:戸田奈津子氏

*アメリカ国立フィルム登録簿 登録作品

▼ Original Trailer (1984) | GHOSTBUSTERS

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